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いびきには横向き寝!寝姿勢ごとの利点と欠点

快眠のヒント

寝姿勢別:身体への影響とは?

皆さんは寝るとき、どんな姿勢で寝るのが楽ですか?仰向けじゃないと眠れない、うつ伏せじゃないと寝付けない。人によってさまざまだと思いますが、それが身体にとって、眠りの質にとってどのような影響があるのでしょうか?それぞれの寝姿勢のメリットとデメリットを見ていきましょう。

①仰向け寝

多くの人が仰向けで寝ていることが多いように、身体が寝具に接している面積が大きく、最も安定した自然な寝姿勢になります。

よく「人の理想的な寝姿勢は、背骨が緩やかなS字カーブを描く状態で立っているときの姿勢をそのまま寝かせた状態」と言われますが、仰向け寝は猫背の人でも寝ているときに背骨をしっかり伸ばすことができて、とてもリラックスしやすい寝姿勢なんです。

また、安定した寝姿勢のためスムーズに寝返りを打ちやすく、身体の一部分に負担がかかり過ぎることを防ぎます。そのため体温調整や血行促進を促して疲労回復を助ける役目もあります。

このようにいいことばかりのようですが、舌が落ちて気道がふさがり呼吸がしにくくなりやすいデメリットもあります。いびきをかきやすい、寝ているときに呼吸が止まってしまう無呼吸症候群、鼻炎で口呼吸などの方は避けたほうがよいでしょう。

妊婦さんに多い反り腰の方も、寝具と腰との隙間が空き、腰を支える部分が減るので腰への負担が大きくなりやすいため注意が必要です。

②横向き寝

横向き寝の場合、舌が落ちることが少なく気道が狭くなりにくいため呼吸がしやすくなり、いびきをかきにくくなります。また左右どちらを下にするかでも違うので参考にしてみるのもいいでしょう。

右側を下にした場合

胃や腸は出口が右側にあるため、右向きに寝ると消化がスムーズになりお腹にいいと言われています。また心臓の構造的に血液循環がよくなるので、心臓への負担が気になる人は右向き寝がオススメです。

左側を下にした場合

左向きに寝るとリンパ液の流入が促進され、不要な老廃物の排出がスムーズになり、その結果、消化器官の負担も少ないと言われています。食後すぐや、逆流性食道炎の心配がある人などは胃腸の負担の少ない左向き寝がよいでしょう。

しかし横向き寝の場合は、顔が枕に接触するため、枕カバーの雑菌が触れることでニキビや吹き出物の原因になることもあります。さらにシーツやカバーとの摩擦で、肌のバリア機能が低下して乾燥肌になることも。直接皮膚に触れるシーツやカバーなどは小まめに洗って交換することで清潔にしておきましょう。

③うつ伏せ寝

うつ伏せ寝は身体の前面と寝具が接しているのでお腹が温められて安心感が得られやすく、リラックスでき、ぐっすり眠りやすい寝姿勢となります。ですが、体重がかかり圧迫されやすいので、食後や胃もたれ、満腹時には注意が必要です。

また、うつ伏せ寝では呼吸がしづらいため、左右どちらかに首を捻る姿勢になるので、歯並びや顔の歪み、顎関節症に繋がる可能性も大きくなります。

足も開いた状態になりやすいので、身体のねじれや歪みに繋がり、O脚を引き起こす要因にもなります。

またうつぶせ寝は、首の関節や筋肉、神経などにかかる負担が大きくなります。 首の痛みがある方やストレートネックの方は痛みが悪化する可能性もあるので、うつ伏せで寝ることは避けましょう。

いずれの寝姿勢もそれぞれ、メリットもあればデメリットもありますが、 人は一晩に15~20回程寝返りをうつため、寝返りがしづらいと睡眠が浅くなり、夜中に目覚めてしまう原因にもなってしまいます。

寝姿勢別オススメ枕

3つの寝姿勢のメリット・デメリットはわかったけど、ではどんな枕が良いのでしょうか?
それぞれの寝姿勢にオススメの枕をご紹介します。

仰向け寝にオススメ

BlueBlood3D体感ピロー 8cm/12cm

四角い形状のスタンダードタイプの枕で、特に低めの枕が好みという方や小柄な方には8cmがオススメです。横向き寝をよくする方や大柄な方は12cmもしくは14cmが◎

第七頸椎ピロー【ソーマ】

首の付け根第七頸椎をサポートする枕【ソーマ】は低めの寝心地。仰向け寝が多く、首の根本まで支えが欲しい方にオススメです。

スロープネックピロー【チャクラ】

緩やかなスロープが背中から頭にかけて均等に支えて楽な枕【チャクラ】も低めの寝心地ですが通常の枕と同じ高さに頭の位置がくるため、顔がむくみやすい方や逆流性食道炎にも効果が期待できます。

横向き寝にオススメ

頸椎安定2Wayピロー【アートマン】

首部分の窪みに首がスッポリ収まって効率よく休める頸椎安定ピロー【アートマン】。横向き寝の場合でもせり上がった形状の下に肩・腕が入り込み収まりが良く、仰向け寝でも横向き寝でも◎。

4Dピロー【トリニティー】

ネックブリッジと芯で支え首を程よくストレッチするストレートネックピロー。両サイドが高めなので横向き寝がしやすい枕です。

うつぶせ寝にオススメ

マットレスピロー【プラーナ】

枕とマットレスが一体化した次世代枕であるマットレスピロー【プラーナ】。背中部分の大きな盛上りで、胸をしっかり開き背中のこわばりをストレッチ。頭のくぼみ部分を利用してうつ伏せにも。

BBチップピロー【ヘキサゴン】

ブルーブラッド素材をチップ状にした、ふんわり柔らかな大きめホテルピロー【ヘキサゴン】。六角形の形状が腕・肩にあたらずうつ伏せ寝もしやすい枕です。

寝返りをスムーズに行うことで、身体の一部分に負担を掛けることを避け、それぞれの寝姿勢のいいとこ取りをして、質の良い睡眠を手に入れましょう!

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