嫌なジメジメにさようなら!寝室の湿気対策
ベタベタ不快感とはおさらば!
今年は普段より早めに梅雨入りしたせいで、湿気対策が間に合わない…と慌てている方も多いはず。「浴室」「台所」などの水回りだけではなく、「寝室」も湿気対策が必要なのをご存じですか?
文部科学省が公表している”カビ対策マニュアル 実践編”では、以下のようにカビの発生条件を記しています。
一般にカビの発生しやすい資料の場合、温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている
文部科学省「カビ対策マニュアル」実践編より引用
気温が高くなってくると、寝汗の量も増えます。梅雨時期では十分な換気も行えず、布団も干せないとどうしても寝具に湿気がこもりがちです。空気中には目に見えない水蒸気が含まれており、気温が高くなると水蒸気の量が多く、気温が低くなるとと冷やされた水蒸気が水分に変わり、とくに部屋の北側には湿気が溜まりやすくなってしまいます。そのため、放置しておくと、カビや匂いの原因になってしまいます。
イヤ~な湿気を徹底除去する方法
雨が降っている場合、外の湿度も高いので窓を開けての換気はあまり効果がありません。天気のいい日は1ヶ所だけではなく、2ヶ所以上窓を開けて、空気を循環させるようにしましょう。空気が溜まると湿気も溜まるので、空気を動かすことが重要になってきます。扇風機やサーキュレーターで空気を動かし、除湿器やエアコンのドライ機能を使い、効率的に湿度を下げましょう。
押入れや収納など、湿気の溜まりやすい部分には前もって、除湿剤や炭、重曹など吸湿できるものを置いておくといいでしょう。吸湿機能のある寝具を使ったり、寝具の下に除湿シートを敷いたりするのもいいですね。布団を押入れにしまう場合は、完全には閉めずになるべく開けて空気が循環するように心掛けましょう。
天気が悪くて布団を干せない日が続くときは布団乾燥機などを使い、定期的に湿気を取るようにしましょう。高温で温めるので、湿気を取るだけでなく防ダニ効果もあります。まとめると以下の4つが重要です
- 雨天時の窓を開けての換気は逆効果
- 扇風機やサーキュレーターで空気を動かす
- 除湿剤や炭、重曹で湿気を取る
- 冬だけでなく夏場も定期的に布団乾燥機を使う
湿気対策を行うことで、カビの繫殖を防ぐことになり、ジメジメとした不快感もなくなり、いいことづくめですね。
雨で憂鬱になりがちですが、少しでも快適に過ごせるようにしましょう!
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