寝起きに肩が痛む…。3つの原因を知って快適な睡眠を手に入れよう
寝起きに肩が痛むのはなぜ?
朝、目が覚めると肩が痛む。一日のスタートから憂鬱な気分になってしまいますね。
起床時に痛みがあるということは、就寝中の肩に負担が掛かっていると考えられます。負担の原因を解明して、痛みのない快適な目覚めを手に入れましょう。
肩が痛む3つの原因
- 枕の高さが合っていない
- 寝室が寒すぎる
- 歯ぎしり
枕の高さが合っていない
枕は寝ている間に人間の頭と首を支えているため快適な眠りに重要な役割を果たしています。
枕の高さは就寝中の肩への影響が大きく、睡眠の質を左右します。とくに高過ぎる場合は顎を引いたような寝姿勢になるため、気道を圧迫していびきの原因となってしまいます。
さらに首や肩に余計な力が入って肩こりの原因にもなるため、自分に合った枕選びが重要です。
仰向けで寝る場合、枕を使って寝ているときも直立したときと同じ緩やかなS字カーブになるよう首筋の隙間を埋める高さのものを選ぶようにしましょう。
また横向きに寝る場合は、肩に負担が掛からないように少し高めの枕を使うのがポイントで、首の骨が頭から背中にかけて真っ直ぐになる高さの枕を選びましょう。
寝室が寒すぎる
寝室の室温が痛みの原因になっている場合もあります。
私たちの体は、寒さを感じると交感神経によって体温を下げないように全身の血管を収縮します。この血管の収縮によって筋肉に溜まった疲労物質や老廃物が流れにくくなり朝まで蓄積され、起きたときの痛みに繋がってしまうのです。
とくに冷え症の方の場合、睡眠時の血行不良が加速されて朝方に肩こりが起きやすくなります。就寝用のネックウォーマーを使ったり、タオルをゆるく巻くことで寝ている間に首や肩回りが冷えないようにしましょう。
歯ぎしり
朝起きたときに肩が痛む人は歯科医院で歯ぎしりを指摘された経験はありませんか?
歯ぎしりは歯と顎だけの不調ではなく、無意識に歯を食いしばり続けることで咬筋と繋がっている首や肩まわりの筋肉に炎症が起きやすくなって肩こりに繋がってしまいます。
歯ぎしりは歯がすり減って知覚過敏の原因にもなります。咬筋が発達してエラが張ったり、歯のかぶせものが取れやすくなる場合も。
歯ぎしり用のマウスピースは健康保険が適用されるので、比較的安価に作ることができます。就寝時にマウスピースを装着することで歯の負担を減らし、肩こりを起こしにくい状況を整えることは有効な方法の一つです。
いかがでしたか?
寝起きに肩が痛む原因を理解し、それぞれに対処することで、より良い睡眠への一歩を踏み出すことができます。
快適な睡眠は健康な生活への鍵となりますので、今夜からでもこれらの対策を実施することで、痛みのない質の良い睡眠環境を整えましょう。
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