夏の定番«麦茶»は天然の高機能性飲料だった！？

意外と知らない麦茶の効能

夏の定番の飲み物と言えば麦茶。ノンカフェインで安眠を妨げることなく水分補給できるため、お年寄りや妊婦さん、小さいお子様にも安心な飲み物ですが、ほかにも様々な健康効果があることをご存じですか？麦茶には7つのメリットがあります。

1. 火照った身体を冷やす
2. 血流改善
3. 抗酸化作用
4. 胃を守る
5. 虫歯予防
6. 発がん性物質への効果
7. 美肌効果

１.火照った体を冷やす

麦茶の原料となる大麦には火照った体を冷やす効果があります。また、カリウムが含まれているため、利尿作用があり、尿の排出によって体の熱を体外に放出する働きがあります。

2.血流改善

麦茶の香ばしい香り成分である「アルキルピラジン」には血液サラサラ効果があることが分かっています。多く汗をかく夏場は体の水分量が不足しやすいため、血がドロドロになり血栓（血の固まり）ができやすく、脳梗塞や熱中症の発症が増えます。そのため、夏場の水分補給に麦茶はピッタリです。

香ばしい麦茶は血液をサラサラにする！

カゴメ　ニュースリリースより引用

3.抗酸化作用

麦茶にはポリフェノールが含まれています。緑茶やコーヒーと比較すると抗酸化作用は穏やかですが、ノンカフェインなので時間帯を気にせず一日中好きなタイミングで飲めます。

4.胃を守る

麦茶には胃の粘膜を保護したり、炎症を抑える作用があります。夏バテで胃腸が疲れているときは、冷蔵庫で冷やしてある麦茶や氷たっぷりでキンキンに冷えた麦茶より、ぬるめの麦茶で胃腸を労わってあげましょう。

5.虫歯予防

虫歯の原因となるミュータンス菌や微生物の生成を抑え、歯に固着する働きがあるので、虫歯になりにくい口内環境を整えることができます。

6.発がん性物質への効果

麦茶に含まれる「Pクマル酸」には抗酸化作用があり、活性酸素を抑えて発がん性物質の「ニトロソアニン」の生成を抑える働きがあります。

7.美肌効果

麦茶には美肌ミネラルといわれる亜鉛やケイ素が含まれています。亜鉛はシミそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制するだけでなく、ホルモンバランスを整える働きもあるので、生理不順や肌荒れにも効果があります。また、ケイ素にはコラーゲンを増殖させる働きがあるので、肌の弾力性を高め、関節や骨を強くする働きがあります。

また、麦茶の原料である大麦にはグルテンは含まれていないため、小麦アレルギーでも麦茶を飲める人は多い、と言われています。ただし、重度のアレルギーや今まで麦茶を飲んだことがない人は医師に相談してから飲むようにしましょう。

水分補給だけでなく健康や美容への効果も高い麦茶。のどが乾く前にこまめに水分補給して、暑い夏を乗り切りましょう。