熟睡ラボ

朝食を食べることが快眠につながる?

快眠のヒント
朝食イメージ

「朝食」が持つ重要な役目

地球上に生息するほとんどの生物には、その体内に時計のようなしくみ(生物時計・体内時計)が備わっています。時計を見なくても一定の時間でお腹がすいたり、眠くなったりするのは、この体内時計の働きによるもの。

この体内時計は、個人差がありますが、平均的に24時間より少し長い場合が多いです。(稀に24時間よりも短い場合もあります)でも1日は24時間と決まっていますよね?この時間のズレをリセットするために、朝の過ごし方がとても大切なのです。ポイントは3つ。

  1. 毎朝同じ時間に起きる
  2. カーテンを開けて朝日を浴びる
  3. 朝食は必ず食べる

①毎朝同じ時間に起きる

規則正しい生活が体内時計のリズムを整えやすくしてくれます。携帯などのスヌーズ機能はオススメできません。スヌーズ機能を使っている時間の睡眠が細切れになり、睡眠効率を落としてしまいます。最初からちょうどいい時間にアラームをセットした方が気持ちよく起きられます。

②カーテンを開けて朝日を浴びる

太陽の光には目覚めのスイッチを入れる効果が!中枢の体内時計は、脳の視床下部の中の“視考叉上核”。これをリセットするのが『光』なのです。網膜から脳に信号が伝わり、体内時計を調整します。朝なかなか起きられない人という人は、カーテンに一工夫を。朝日が差し込むように隙間を少し開けて寝たり、遮光性のないカーテンやレースのカーテンだけで寝るのも効果的です。瞼を閉じていても脳は光を感知するので、部屋は徐々に明るくなった方が自然な目覚めを迎えられます。

③朝食は必ず食べる

メニューの量や質より決まった時間に食べることが大切です。臓器や細胞などに存在している“末梢時計”を中枢体内時計に同調させる役割があります。食べるタイミングは起床後1時間がベスト!起きてから出来るだけ早いタイミングでとった方が、体内時計のリセット力が強く働きます。遅い場合でも、起床後2時間以内には朝食を済ませるようにしましょう。朝食前、起き抜けにまず水を飲んでから動き出すと体が目覚めやすくなります。究極に時間がないときは野菜ジュースやみそ汁一杯だけでも。

夕食よりも朝食のボリュームが多ければ、体内時計は朝型になり、夕食のボリュームが多ければ、夜型にずれます。炭水化物とタンパク質・少量の脂質をバランスよく取れる朝食を目指しましょう。

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