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満月だと眠れない?月と睡眠の意外な関係

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月夜に浮かぶ満月

月の満ち欠けの影響で睡眠の質が左右される?

カフェインの取り過ぎにも気を付けているし、適度な運動もしている。これだけ気を付けているのにまだ眠れない、と悩んいる人はもしかしたら、月の影響を受けているかもしれません。そんなファンタジーみたいな話あるの?と思うかもしれませんが、なんと科学的に研究され、その結果も発表されているのです。

「たとえ月を見ていなくても満月の夜には熟睡しづらい」という研究結果がスイスの研究者たちによって米科学誌Current Biologyオンライン版に発表されました。この研究結果によると、満月の夜に人は寝付きが悪くなり、睡眠時間も短くなるそうです。さらに、スウェーデンの研究者たちが国際学術誌Science of the Total Environmentに発表した研究結果では、「夜の早い時間に満月の光を浴びると睡眠が妨げられる」と報告しています。近年、月の満ち欠けの影響は睡眠に大きな影響を与えていることが科学的に立証されています。

そして、照明から受ける影響が異なるような都市部でも電力供給のない奥地でもそれぞれの生活環境において、月の満ち欠けと睡眠の変動には関係があることがアメリカの研究者グループの調査結果によって証明されています。

照明の影響が異なるはずの都市の住民と農村の住民双方の睡眠ログにおいて、月の満ち欠けと同じ29.5日周期で就寝時間と睡眠時間が変動していることに気がついた

満月に近づいていくと次第に天体の明るさが増し、その明るさによって人口照明と同じように睡眠を妨げることになります。目を閉じていたとしてもまぶたから光は通過するので、その光によって体内時計に昼間だと誤った情報を与えてしまいます。その結果、「睡眠ホルモン」であるメラトニンの生成が抑制されて入眠時間が遅くなってしまうのです。

外出したり窓の外を見ないと月の満ち欠けには気づかないこともあります。それでも、人は月に影響されている、なんて不思議ですね。人は元々、照明などない生活をしていました。人の祖先が月明かりを利用していた頃のなごりではないかとも考えられています。

気にし過ぎるのも考えもの

だからといって、月の満ち欠けに過敏に反応したり、月のパワーを強く信じている人には余計なプレッシャーが加わり、さらに寝付けなくなってしまいます。短い睡眠を繰り返してしまえば、睡眠負債として体に悪影響を及ぼしかねません。心配し過ぎ、気にし過ぎは睡眠の大敵。太古の習性のなごりを感じて、アロマや寝具環境を整えるなど心穏やかに安心して眠りにつきましょう。ただし、重度の不眠症など体調に繋がる症状が見られる場合は医師に相談しましょう。

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